教員組合の案内

<国士舘大学教員組合のあゆみと設立趣意>

 私たち教員が十分な教育指導を果たすためには、まず経済的基盤を確立し、安定した生活が保証されては
じめて成しうるものと思われます。
 このような考え方のもと、教員組合は以下の設立趣意書をもとに1973年12月に設立されました。

  • 本組合は、本学専任教員の経済的地位および社会的地位の向上をはかるとともに、学問ならびに研究活動のための最適な環境条件を確立することによって、大学本来の学術の成果を高めるべく設立される。
  • そのために、本組合は、教員の待遇(給料・賞与・退職金などを含む)および勤務条件の改善、研究活動にとって必要な環境の整備、ならびに教育行政の近代化を目的として、行動するものとする。
  • 本組合は、併せて、組合員相互の協力による福利の増進ならびに健康の維持、促進のための活動をおこなうものである。
  • なお、本組合は、本学の伝統と校風をできるかぎり尊重し、それとの調和において、組合活動をおこなうものとする。
  • ただし、このことは、時代に適応した校風の発展を妨げる趣旨のものではなく、また、上記の組合活動の目的が、これと矛盾するものであると解されてはならない。
  • 本組合は、組合として、いかなる政党にも属するものではなく、また、特定の思想あるいは政治団体を支持するものであってはならない。
  • 本組合は、組合員に対して、または組合への加入を希望する者に対して、思想・信条・宗教・国籍・性別・個人としての政治活動への参加などを理由として、差別を行ってはならない。

<国士舘大学教員組合の活動成果>

以上の設立趣意書のもとに、教員組合は半世紀以上にわたり活動を行ってまいりました。
教員組合の学校法人に対する要求の成果の一例は次の通りです。

◆給与―基本給のベースアップや賞与アップ
 組合要求により1980年より今日に至るまでに9.651%アップしました。
◆日当・宿泊費の役職・職位間の格差是正
 組合要求により2011年より最高額で均一支給されるようになりました。
◆研究費使用区分の改善
 組合要求により2015年より使用枠制限が撤廃されるようになりました。
◆学外研修(長期・短期)の獲得
 組合要求により1991年より学外研修が認められました。

なお、この他の活動成果については、『教員組合定期総会議案書・資料集』等を組合員へ配付していますので、
そちらをご覧ください。

<国士舘大学教員組合の今後の要求方針>

今後も給与や諸手当等の改善はもちろんのこと、特に以下の点を重点的に要求していきます。

◯“サバティカル”制度の導入
学外研修制度の発展的改善を図るように要求していきます。
◯学生への指導体制に向けた事務運営体制の充実
学生への支援の充実化と教員の負担軽減化に向けて、学部事務担当窓口の充実を要求
していきます。
◯諸手当等の改善や増額
大学院担当調整手当や超コマ手当等の支給・増額を要求していきます。
◯教員の身分保証に向けた人事制度の改善
人事制度の透明性、公平化に向けて、標準処分量定の策定等を要求していきます。